2026年2月26日木曜日

ブログを書いている理由。

ブログを書いている理由。

新しい読者の方へ。
私の本だけ読むと善人に見えるらしく、かなり社会通念上、礼を欠いた非常識な要求をされることがありめす。

無料で講演に来いとか、講演料を値切ってくれたり、「私のためにメール(電話)で個人相談いつでもしてくれるんですね」という素敵なお手紙が20年以上前から一定数届きます。

私は国会議員候補をやっていたキャリア官僚で、大学教授のポストも恩師が用意してくれてました。

つまり、善人、悪人以前に気難しく、非常識な人間を嫌い、礼儀にうるさいところがあります。

本だけで、私を知った人、あるいは社会常識が著しく欠落している人に簡単にキレます。

イエスはブチギレて屋台をぶち壊し、孔子は授業料を払えとわざわざ論語に書いているように、聖人君子は怒らないという幻想を捨ててください。

私は聖人君子ではありませんし、簡単にブチギレます。

YouTubeなどを聞けばわかるように、ネットに祝詞をアップするヤバい人です。

そうした点をアピールするために、ブログを書いているのです。

もう一つは、時代性もあると思います。SNSで普通に首相に話しかけられるでしょう?ただ、政治家から相談来ますけど、SNSで一般人相手に論破するとイメージが悪くなるので、普通の政治家はイメージを考えて、受け答えしています。

これ、実はすごく怖いことなんです。国家権力は力はあるんだけど、SNSでつながった気に国民がなることで、権力の怖さがソフト化されているんです。

昔から書いてるんですが、ヒトラーって気さくでソフトなイメージを有権者の女性に植え付けるために役者から演技指導を受けているんですね。また、女性票が減らないように生涯独身を貫いた。

そういうのに、古代ギリシャとかローマ時代から簡単に有権者は騙され続けている。マーガレット・サッチャーでも、首相就任時に卵ダイエットして、イメージアップに努めている。

私が読者に伝えたいテーマというものがあって、それは肩書きで人は騙される。

私が言っていること、本に書いていることは小学校、中学校の時に友人であるとか周囲の人に話していたことです。

私が元官僚で本を書いているから、今、ある程度の人が聞いてくれますが、これ、同じことをその辺の中卒のおっさんが言って相手にしますか?

だから、投資詐欺とかロマンス詐欺とか、ありもしない霞ヶ関埋蔵金の話に騙されるんです。

例えば、財務省の人たちは偏差値的には日本の最難関大学を出たエリートです。ただし、あの人たち、法律の専門家ですよ。税金とか経済政策の専門家ではないんです。

頭がいい高校生というのは、東大医学部か東大法学部だったら、法学部に行く。
学歴マウントなら、東大医学部って最強なんです。東大医学部の人に学歴マウント取ろうと思ったら、ノーベル賞を取るしかない。

でもね、東大に大半が進学する高校の生徒は、どちらが社会的に力があるかを考えるんです。学歴マウントは、医学部が上。しかし、東大医学部を出ても、東大法学部に頭を下げないと予算もらえないでしょう?

東大医学部を出て、総理や財務大臣になった人います?厚労大臣や厚労省の事務次官になった人います?

東大の医学部長や総長になっても、文科省や財務省に補助金もらうために頭下げなきゃ行けないでしょう?

山中伸弥先生、ノーベル賞学者。ノーベル賞学者が研究費集めるためにマラソンしてクラファンやってたでしょう?

日本って、ケチだから基礎研究の予算出しませんよ。
だって、財務官僚も厚労省の官僚も法学部の人だから。

法律というのは人間が作った学問を研究する。逆に言えば、人間を超えたことは法学ではできないんです。
ミクロ的には、頭はいい。
マクロでどうなるかというのを考えるのは日本のエリートは苦手なんです。

戦前はね、エリートは東大に行かなかった。陸軍大学や海軍士官になった。
太平洋戦争、負けましたね。
総力戦研究所の話があるんだけど、あんな研究やらなくたって戦争は物量戦なんです。
歴史的に、小が大を制したことはない。織田信長の桶狭間の戦いも、今川義元を討ち取っただけ。今川家の領地が織田信長のものになったわけではない。

ハンニバルのカンネーの戦いも、最終的にハンニバルをカルタゴで孤立させてローマ軍が勝つんです。

真田も上田城で徳川に勝ってますけど、領地没収されてます。

ゲリラ戦の天才の楠木正成公も最後は、物量戦で負けて討ち死にするんです。

戦闘に勝っても戦争には勝てない。
薩長も戊辰戦争で、英国の武器を使って幕府軍に勝っている。気合いや根性、精神論で勝てるなら、西南戦争で西郷隆盛が勝ってますよ。

司馬遼太郎さんというのは、なんであんな馬鹿げた戦争をしたのか?というのが、ライフワークですよね?

日清、日露でなんで勝てたか?実際は、勝っていないし、中国もロシアも内政ボロボロだっただけです。ちなみに中国が統一王朝として広大な領土を保有できたのは、歴史上、始皇帝とかたまに出てくる傑出した英雄王がいた時だけ。あとは、内戦やってますよ。清がそもそも漢民族以外の征服王朝だし。

日本の勝利という成功体験自体が幻想だっただけなんですよ。

ギリシアってすごく不思議なんだけど、スパルタとか戦争に勝って奴隷を労働力にした。ソクラテスなんかも負けたら奴隷にされるから、身体は鍛えてるんです。

あの人たち、普通に労働しようと思わなかったのか謎です。

そういう意味では、経済学者のリカードの自由貿易論というのは、戦争の抑止になり得る。

比較優位な労働に特化して防疫した方が総生産量が増えるから、争う理由がない。

それでも、世界中でいまだに紛争が起こるというのは、まあ、人間は学習能力がないんでしょうね。

林雄介。