2021年10月3日日曜日

10月3日「つれづれなるままに古文を読む楽しみ」

徒然なるままにブログを書きつつ、大人になってから改めて徒然草を読み返してみると中高生の時とは違う感想をいだくものです。

古文の教材は、論語や老荘思想や徒然草や枕草子や簡単そうですが、2つの点が抜け落ちています。

1つ目は、古典の教材になるような人は、生きていた時は大知識人です。中高生が読んで理解できる内容ではないのです。

2つ目は、子供に読ませたくない内容は、伏せてあります。『史記』でもたいていの登場人物が、惨殺される話です。

劉邦と項羽が面会する場面が、教科書に載っていますが、他の部分はえぐすぎて載せられないのです。

劉邦は、漢王朝設立後は、反乱を起こせないように功臣を皆殺しにします。それが国を作ると言うことです。

そんな文章を教科書に載せられないので、史記は、劉邦と項羽の面談の話がテストでも出るのです。

大人になってから、古文を読むのも楽しいものですよ。

林雄介