2019年6月7日金曜日

本は体系的に読むこと。(*^_^*)道教のこととか。

一番困る質問は、一冊本を教えてくれという質問です。
取材できたライターさんが、昔、「道教の入門書を1冊教えてくれ」といわれてのですが、知らないですよ・・・。
道教というのは、土着信仰と老荘思想がミックスされている。
ですから、範囲がかなり広いのです。というか、経典が1万冊あるんですよ・・・。
土着信仰と自動書記で増えていった経典、体系的道教というのはなくて、中国の仏教、儒教以外の宗教の総称が道教。
数百年に1回、それこそ三国史の時代から教祖が出てきて、集団ができる。
日本でも、天理教とかPL教団とか創価学会とかあるでしょ?
あんな感じで、数千年の間に出てきた新興宗教の総称みたいなものなんですよ・・・。
体系的教理も教えもないですよ。
個別の宗派、現在の主要宗派の教えならわかりますけど・・・・。
そういう背景があるから、入門書の説明をすること自体が、私の解説になってしまうのです。
私も10年、20年単位で、道教でも、法律、経済、いろいろと学んでいます。
逆に、1年、2年で学べることというのは少ない。まして、1冊で、大まかにわかるはずがない。
論語でも、何回読んでも、成長した分、解釈が深まるものです。それを現代語訳や要約で読んで理解できるはずがないと思うのです。
今、国会図書館の蔵書は1200万冊かな?。雑誌込みだと4000万冊。
まあ、まともな本が10万冊あるとしてね、1日1冊読んで10年で、3650冊。100年で3万6500冊ですよ。
国会図書館の全蔵書を読もうと思ったら、4万年かかるんですよ。
100回ぐらい生まれ変わったら読めますけどね。
本というのは、効率的な読み方なんかないですよ。
同じ系統の本を大量に読めば、わかるようになりますけど。
林雄介先生が影響を受けた本も数千冊あります。
絞っても1千冊を越えます。
下手に教えると悪影響を受けそうな本もたくさんある。
例えば、論語を皆にすすめますが、「ほとんど影響を受けていません」
じゃあ、なぜ、論語をすすめるか?というと、社会全体が論語の影響を受けているからです。
私が影響を受ける本は、「メジャーな本」は少ない。なので、それを読んだら収入が上がるとか、社会的評価が上がるということはないのです。
だから、「教えない」のです。
私が読め読めといっている本は、「社会的に評価されやすい本です」。
霊界物語とか竹内文献なんか、マニアックな本じゃないですよ(ほとんど影響を受けてませんが)。メジャーな本ですからね。
売ってない本や図書館においてない本の影響を私は強く受けていると思うんですよ・・・。
道教の本はね、「造語」が多い。自動書記で新しい漢字を作りますからね。造語の本なんか、頭で考えても解釈するの無理ですよ。
しかし、中途半端な知識で霊読をやったら100%、邪霊にやられてしまう。
霊読するために、道教なら道教の書物をやはり大量に読む。そして、他の宗教の本を読む。
これが、数千冊に達したら霊読できなくもないと。
非現実的すぎるので、皆さんにはすすめられないのです。

林雄介with,you。