2015年10月7日水曜日

なぜ、頑張らないといけないのか?

自己啓発や成功本の3本柱、「愛が大事」、「思考は現実化する」、「努力すればなんとかなる」。

社会がある程度、豊かになるとなんで頑張らなきゃいけないのか?というそもそも論が出てくるんですよ。

そもそも成功しなきゃいけないのか?と。貧しい時代なら、成功論はそれだけで意味があるんですが、イタリア、ギリシア、なんで経済がボロボロなのか?。

古代ギリシアは、奴隷が仕事してましたからソクラテスなんかが、人はなぜ生きるのか?という議論が出来たんです。で、ローマは古代ギリシアみたいに奴隷に働かせて、国民がなぜ生きるのか?とか考えないように、市民権と徴兵をセットにしたんです。ある程度豊かになって暮らしていけるようになると現実的な生活の充実より、あの世に意識が向いちゃうんですよ。ですから、コナン・ドイルでもベストセラー作家になってから降霊術をはじめている。金持ちや権力者は最後は、あの世の研究をはじめちゃうんですよ。

成功論の弱点はこれ。成功論を書いてる作家も売れたら、魂が大事とか愛が大事とか言い出しますからね。両方、大事なんですけどね。

はやし。